気枯れに注意してください

初秋には、夏場の疲れ、朝夕の寒暖差などで、無意識に蓄積されたストレスが多い、
続く連休や台風など、不規則で、自律神経をアンバランスにする要素がたくたん。
その多くは、無自覚、というのがポイントですね。
そんな、季節の変わり目には、秋の味覚「栗」を召し上がれ...
からだを巡る「気」の生みの親は、まずは、穀物を消化吸収して燃やすことから
はじまるとされています。

栗は、良質の甘みを持ち、生薬名は「栗子(りっし)」です。
胡麻子、枸杞子...種子を用いる生薬には、子がつく場合が多いようですね(^O^)
日頃は、生薬と意識されませんが、旬の食材には、その時期に必要な栄養素が
含まれている不思議...

宇宙のすべては、同じ原子でつくられています。
その原子を様々に組み合わせて、からだが健やかに保たれるわけですが、
他のいのちをいただいて生きているわたくしたちですから、自然のサイクルに
沿って生きるのがいちばん自然、その1つの入り口が薬膳ではないか、と感じます。

母の晩年、2人並んで、栗をむいていました。
栗ハサミで硬い皮をむき母に渡すと、残った渋皮をていねいにむいてくれました。
子どもの頃、無邪気にただ食べていた栗ご飯、皮をむくのはたいへんなんだな、と
実感したのは、30代も後半だったでしょうか...

便利な世の中になりましたが、多くのご家庭では、まだ、この光景があるでしょう。
1つ1つ皮をむいて炊く栗ご飯は、まさに家族への愛情です。
薬膳は、技の数ではなく、大切なのはこころ、桜桃庵のスクールで常々お話しする
鉄則です(笑)

薬膳教室の窓辺から

北九州にある薬膳スクール桜桃庵、庵主: 智祥のブログです スクールの詳細は、https://yakuzen-school.site/をご覧ください

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